2021/06/9 馬鹿なのはどっち？

非科学的な民間療法を否定もしくは馬鹿にする人がいます。

 

では科学的なものがどれだけ正しいのでしょうか？

 

たとえば、「現代医学」と「民間療法」。正しいのはどちらでしょう？

（※ここでいう現代医学とは西洋医学を指します）

 

どちらが正しいとはいえませんが、今の日本で生活していれば権限が強いのは現代医学であり、あえて正しいという表現を使えば現代医学に軍配が上がります。

 

しかし、現代医学では治せないものが民間療法で治ることも少なくなりません。

なので現代医学を全否定し馬鹿にする人もいます。

 

私自身は現代医学を否定しません。むしろ現代医学は必要であり携わるドクターを私は心からリスペクトしています。

ただ、一部のドクターで医師としての志や本分を忘れ、機械的に薬だけを処方する方もいますよね…。

 

逆に民間療法にも怪しいものや詐欺まがいのものも少なくありません。

一方で科学では解明できないような効果があるものもあります。

 

クセモノは、この「科学」という言葉。

 

人類がここ１００年で作り上げた科学は医学のみならず、まだまだ未解明なことがたくさんあります。

それを「科学的に証明されていないものを信用しない」というのはどうなのでしょう？

 

たとえば、小学生が『学校で習ってないことは信じないよ』と言っているのと同じだと思います。

 

もっといえば、１００年前の人にスマホの性能を説明しても実物を見せなかったら、その存在は到底信じられないでしょう。

 

それと同じですよね。

 

科学的には？　エビデンスは？　って言いすぎるのもどうかと思いますよね。

 

今、効果のある民間療法も１００年後の科学では解明されて、常識になっているかもしれません。ここでいう民間療法の中に東洋医学が含まれる場合があります。世間では半分、民間療法扱いされていますが、西洋医学に比べるとその歴史ははるかに長く、奥深いのです。

 

仏教で「中庸」という言葉がありますが、物事に対して偏見を持つことなく、両極どちらにも偏らない中立的な考えが大事であることを言っています。

 

これからの時代、常識も非常識も偏った見方をせず、客観的に…そして多面的に物事を見ることが大切だと思います。

 

どちらかの立場でどちらかに偏見をもち、馬鹿にする人を見ると幼稚園児の喧嘩の決まり文句を思い出します。

 

「馬鹿って言ったほうが馬鹿なんだぞ！」「馬鹿にした人が馬鹿なんだ」…って（笑）　

 

ホントにそうかもしれませんね（笑）