2023/04/22 「春は眠い、だるい」その本当の理由　～後編～

～当院のニュースレター「脳活通信」4月号より引用～

 

前回の続きです。

 

こんな経験はありませんか？季節が変わり、衣替えをしたのに、また寒く（暑く）なって、せっかく収納した衣類をまた取り出してしまう……「衣替えあるある」ですよね。

春の体内は、これと同じようなことが頻繁に繰り返されている・・・そんなイメージでしょうか。

 

補足として、春は暖かくなることで代謝が急激に上がります。代謝が上がると代謝産物という老廃物が出るため、体はその処理に追われ、腎臓が疲労しやすくなります。腎臓の疲労は腰回りや背中の緊張に繋がります。春に腰痛が多いのはこのためです。

 

結論として、私たちの生命活動をコントロールしている自律神経はとにかく「変化に弱い」ということです。では、その変化に対応するにはどうしたらよいのでしょう？　

答えは、眠るしかない！・・・ということです。

 

しかし、私たち現代人は多忙です。また、浅い睡眠で長時間布団に入っていても体が痛くなってしまいます。

 

よって、いかに良質な睡眠時間を確保できるか？…これが陽気の変化のダメージを最小限に食い止める唯一の方法です。

 

では、良質な睡眠を確保するにはどうしたらよいのでしょう？

以下、「したほうがよいこと」「避けたほうがよいこと」をまとめてみました。ただし、一部個人差があるものがあります。例えば、五感の感じ方には個人差があるため、ご自身の体質や好みに合ったものを選択してください。（明るさ、音、香りなど）

 

したほうがよいこと

・当院でお伝えしているセルフケアをマメに行い、脳の血流をアップする。（脳呼吸枕の使用も同等の作用あり）
・バランスのとれた食生活と、腹八分の食事。食事はよく噛んで食べること
・温度設定の基本は「頭寒足熱」
（布団から出ている頭部は涼しくして、布団に入っている部分は心地よい温かさを保つ）
・家電やスマホ、Wifiルーター、コンセントからなるべく離れた環境で寝る（特に頭部）
（※電磁波の影響を避けるため）
・適度な運動（※個人差あり。体の使い方や運動量を誤れば逆効果となる）
・瞑想を行う
・明るさは0.3ルクス～30ルクスが良いとされる
（室内がぼんやりと認識できる程度）
・音楽は（単調な音か自然音）　
・規則正しい生活習慣を心掛ける
・日中、よく笑い、会話や趣味を楽しむ
・短時間の昼寝は夜の睡眠の質を高める
・アロマオイル（精油が良い）でリラックス効果を高める

 

避けたほうがよいこと

・日中、同じ姿勢を続けないようにする
（脳圧が上がりやすくなるため）
・暴飲暴食・偏食は避ける（内臓機能の低下が睡眠の質の低下を招くため）
・お酒の飲みすぎは避ける
・就寝前のカフェインや刺激物は避ける
・運動のしすぎは避ける
・就寝直前の食事や入浴は避ける
・熱い湯船、長時間の入浴は避ける
・就寝前のスマホ、パソコン、テレビは見ないようにする
・長時間の昼寝は避ける
・ストレスを溜めないようにする。

　↓指泉堂の地図です。

 

 

 

 

 

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