2023/03/10 「悩み」「不安」「心配」「恐れ」を根本からなくす方法はあるのか？

 

「悩み」「不安」「心配」「恐れ」等を根本からなくす方法はあるのでしょうか？

結論を言うと、ありません。

それが根本的になくなるということは、動物として危険を察知する能力がなくなるということです。だから、悩みも不安も心配もあっていいんです。

隣の家が火事になって、火の手が自分に迫っているのに「大丈夫!」と恐れることなく逃げなければ、命に危険が及びますからね（笑）

 

でも、その感情が深～くて、いつまで～も離れないと、それはとてもツライですよね。苦しいですよね。

 

はい、分かります分かります分かります。

よーーーーく分かります！

 

私も、ちょっと前までバリバリ生粋の根っからのSS級の心配性でしたから（笑）。

 

今でも

それは性格としてありますが、以前のように夜眠れなくなったり、一日中その悩みに振り回されるようなことはありません。

 

では私は、何をしたのでしょう？

 

脳活整体で取り入れているもの全てが脳の働きには影響しますが、精神面に関していえば、

やはり「マインドフルネス」の実践です。

 

マインドフルネスの目的・効果は、

「己の意思を己の意思で制すること」です。

「なんじゃそりゃ？？」　って思いますよね（笑）

 

言い方を変えれば、

「自分の潜在意識を、自分の顕在意識でコントロールする」ということです。

 

「潜在意識」の捉え方には色々あると思いますが、

ここでいう「潜在意識」とは、あなたの「思考のクセ」です。

 

私たちは１日に数万回、思考しています。

その数は、６万回にもおよぶそうです。

 

そして、そのうちの約９割は同じことの繰り返しで、さらにその約８割はネガティブな思考（心配、不安、怒り、嫉妬、恐怖など）

ということは、一日、４万回以上もネガティブな思考をしているということになります。

 

「こりゃ大変だ」…って感じですよね（笑）

 

って、笑っている場合じゃないです。

 

この４万回のネガティブ思考を、ポジティブにすればいいって単純な話ではありません。

もちろん、簡単に書き換えられるのであれば、苦労はしませんよね。

 

そこで、行うのがマインドフルネスです。

 

マインドフルネスは瞑想の一つです。瞑想といえば、座禅を組んで目を閉じて・・・というイメージが強いのですが、一日の生活全般に、マインドフルネスを行うことができます。

 

もちろん、胡座を組んで座っている時でも、呼吸に意識を向けるなどやり方はいろいろありますが、例えば、日常の中で歩くとき・・・・

 

今、右足が地面に着いた。

　　右足が離れた。

　　左足が地面に着いた。

　　左足が地面から離れた。

 

↑ちょっと簡単するぎる説明ですが、こういう感じです。一つ一つの動き（肉体・心）を他人事のように見つめる。

つまり、自分の動きに「感情」「思考」を入れず、客観的・俯瞰的に、自分の動きを観察するということです。

 

「超つまらなそう」

「そんなことしたって何の意味がない」

と思われるかもしれません。

 

でも、世界中の多くの人が実践しているには理由があります。

効果がないのに、大企業が社内研修等でマインドフルネスを取り入れたりしません。

 

いま、このマインドフルネスを行っている時は、その動作だけに目を向け、今の状況だけを観察している…。過去や未来でもない、今の状態。

 

そう、これが大事。

これが、訓練になっているんです。そして、続けていると気持ちが穏やかになるのが分かってくるので、続けたくなります。きついダイエットだと根性で強制的に自分を奮い立たせる必要がありますが、自らやりたくなれば、習慣化がしやすくなります。そりゃ考えてみればそうですよね。４万回のマイナス感情って、常に自分の心に鞭を打っているようなもの。少なくともマインドフルネスをしている間は、その鞭を回避することができますよね。

 

 

 

心配事は、過去の失敗がきっかけだったり、未だ見ぬ未来への不安だったり…。

心が今にないことが多いんです。

 

だからこそ、マインドフルネスで「今」を見つめる訓練をする。

「今」を見ることで、余計な思考が湧かないようにする。

「今」を見る事で、より抽象度の高い思考をできるようにする。

 

「そんなにうまくいかないっしょ」って？（笑）

 

もちろん、最初から完璧は無理です。マインドフルネスをやっていても、雑念は浮かびます。

でも、その雑念ですら、「今」の自分の状態として、客観的にみて処理すればいいのです。

 

マインドフルネスを実践していて、今日の晩御飯のことを考えてしまったら、素直にそれを認めて、「晩御飯のおかずについて考えている」と、その雑念も今の状態として、俯瞰視するばいいんです。

「ああ〜っ！雑念が湧いちゃったよ！」って嘆く必要はない。それも今の状態。そして、マインドフルネス中の雑念は、結構「良いインスピレーション」だったりもします。

 

そう考えると、マインドフルネスに失敗はありません。

繰り返しますが、潜在意識から出てくる、雑念（ほとんどは心配事）は、ほぼ、未来か過去の不安や後悔です。

今を生きているのに、未来や過去に振り回されている…ということになります。

 

マインドフルネスは、今を生きていることだけに意識を向けるのです。淡々と。淡々と。機械的に。「無になろう」なんて考えなくていいのです。

 

さきほどの４万回のネガティブが半分の２万回になるだけでも、心の負担、ストレスはかなり違ってきます。

 

そして、

 

マインドフルネスを実践することで、物事をより客観的に見れるようになるため、今まで心配・不安に思っていたことに影響を受けにくくなってきます。

 

まだやったことない方は、是非、実践してみてください。

あ、一応、宣伝しておきますが、脳の血流をアップして、脳が安定する姿勢をつくったほうが、マインドフルネスの効果が高まりますので、ご興味のある方は、是非一度ご相談ください。

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